そして人魚は泡になった3章



私の初仕事から3日目なんとなくアジトから離れがたくてアジトにいた



「ねぇ!ヒマ?」

「ん。ヒマかなぁ・・・」

「俺もヒマ。ね。どっか行かない?」

「うん?いいよー♪」



シャルはよく私に声をかけてくる。

シャルとの時間は楽しい。

けれど敵だ。

そう思うと少し胸が痛む

でも。仕方ないんだ。



?」

「あ、ゴメン・・・」

「映画でも見にいこっか?今、人魚姫の実写版上映してるらしいよ。」

「ん。いこっかぁ♪」















「きれいだったね」

「ほんと。来てよかった」

「あの海どこの海かな?出てきた魚から推察するに南の方だと思うんだけどな」

「シャルいちいちそんな難しいこと考えながら見てるの?」

「え?気にならない?」

「うん。ぜんぜん気にならない。」

「そんなはっきり言うなんてだけなー」

「誰と比べて?」

「前の女たち。」

「ふーん・・・」



面白くない。

あたしじゃなくて他の人と行ったらいいのに。

本当に面白くない



?」

「なに」

「なんか怒ってる?」

「別に。」

「怒ってるって!どーしたの?あ・・・もしかして・・・妬いた?」

「まさか」

「なんだー期待したのに」



この男のこうゆう所が気に入らない。

軽くて。なに考えてるのか分からなくて。

イライラするんだ



!ホラ!見て!海だよ。気づいてた?」

「本当だ・・・」

「少しおりよっか」



車から降りて砂浜に降りる



人魚姫は。泡になるとき何を考えていたのだろう
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