「デイダラのバカー!!」
「なに怒ってんだ?・・・うん?」
デイダラのバカ。今日は諜報活動とかないから一緒に散歩でもしようって約束してたのに。
粘土こねてばっかで忘れてるみたいだった。
我ながら粘土にヤキモチやくなんてバカらしいと思うけど。悔しい。
私ばっかデイダラのことが好きで。
デイダラは私のことなんか好きじゃないんだ・・・。
告白したのも私だし・・・。
そんなことばっか考えてたらいつのまにか寝てしまった。
・・・・・・・・・・・・・
「!!デイダラが里抜けを!!暗部で捜索している!お前も手伝え!!」
上役に言われたとおりに里の周辺を捜索していた
と言ってもデイダラが私になにもゆわずに
里抜けしたことがショックでなにも考えられなかった。
「遅いな・・・うん。」
「デイダラ!!」
そこにいたのは里が血眼になって探しているデイダラで。
「お前も行くんだろ??早くしないと置いてくぞ・・・・うん。」
「グスッ・・・行く・・・」
デイダラが待っててくれたことが嬉しくて涙が止まらなかった。
「なに泣いてんだ??・・・・・・うん?」
「だってデイダラに・・・グスッ・・・おいてかれたかと思った・・・・」
「クク・・・オイラがお前を離すわけないだろ。うん」
・・・・・・・・・・・
「うわっ!夢かぁ・・・・・・・・・戻ろうかなぁ・・・」
里に行けば制裁は確実。だけど・・・もう・・・
「どこに戻るつもりだ・・・うん?」
「デイダラ・・・なんで・・・ここに・・・」
「お前が泣きながら飛び出すからだろ・・・うん」
「お前は何度も言わなきゃわかんねーみたいだな・・・うん。お前を離すつもりはないな・・・うん」
あぁ。やっぱりデイダラが大好きだ。大好きだ。
「デイダラが約束忘れるから怒ってるんでしょ!」
「忘れてなんかないな。コレ作ってただけだ・・・うん」
言葉と同時に差し出された手のひらにのっていたのは綺麗な粘土細工。
「くれるの?」
「いらないなら別にいいけどな・・・うん。」
「いる!!」
「クク・・・散歩行くんだろ?早く行くぞ・・・うん?」
今までも。今も。これからも。いつまでも。
私はあなたの虜
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なんだか、とりあえず うん。うん。言わした感が否めませんね・・・
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