いつだれが彼女をサロメと呼びだしたのかは分からない
彼女みずから呼びだしたのかもしれないし、サロメを愛した男たちが呼びだしたのかもしれない
彼女はサロメと呼ばれていた
SALOME
「なぁサロメちゃん。いやちゃん。ボクんとこに身請けされへん?」
「あたしの名前を間違えるような人んとこに身請けなんてされませんわ」
「ややなぁ。わざとゆうてみただけやで?」
「あたしサロメと違いますから」
市丸は細い眼をさらに愛しそうに細めながら、ゆっくりと盃を口にはこぶ
一方、サロメことは市丸の話など興味なさげに化粧直しをしていた
「わかっとるよ。でも他の隊長さんもサロメって呼んでるみたいやからボクも呼んでみただけやで?」
「ふん。市丸さんだけです。サロメなんて呼ぶのは。」
は変わった花魁だった。
客は隊長格の死神のみ。
それでも機嫌が悪いと客はとらない。
高価な贈り物でも気に入らない者だと突き返す。
彼女が今でも生きてられるいるのはその妖しいまでの美しさと多くの客に気に入られているからだろう
「ちゃん。ボク次から君のこと指名せぇへんよ?」
「どうそ。おかいまいなく」
「ボク君のこと殺してまうかもしれへんわ」
「いいですよ。三日ったないうちにあたしのことが恋しくなってあたしの後を市丸さんも追ってまうから」
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「」
「あれ?白哉さん。どうしたの?」
「。率直に言おう。私の妻になってくれぬか?」
「いや。そんなくだらないこと言いにきたのなら帰って。」
「・・・私は・・・」
「いや。帰って。」
「。また明日来る。」
「そうして」
白哉が帰ったのを見届けるとは自室に戻る。
すると、彼女は激しく咳き込むと血を吐いた。
ヘロデはサロメに言った。
「なんでも好きなものをやろう」
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