黄泉の国のアリス
「さーんっ!入りますよー!」
「し、失礼します・・・」
ひとしきり泣いたあとに聞こえたドアをノックする音。
入ってきたのは桃色の髪(やちるちゃんを思い出した)の女の子と金髪の美人な女の子に眼がアルビノの様に白い女の子
「あなたたちは・・・?」
「私たち、カカシ先生にさんのお世話係を任されたんです。同年代の女の子の方がさんもリラックスするだろうって・・・」
「馬鹿ねーサクラ!さんはそんなこと聞いてるんじゃないのよー?名前よ!な・ま・え!あ、さーん♪私は山中いのよー」
「い、いのちゃん・・・たぶん違うと思うけど・・・あの・・・私は日向ヒナタです・・・」
「ほーら!いのぶたちゃん!ヒナタだってどう言ってるじゃない!あ、私は春野サクラです!」
「なによー!でこりーん!自分だって名乗ってるくせにー」
目の前で繰り広げられるサクラさんといのさんのじゃれあい。それをヒナタさんが慌てて止めている。
その姿になんだか乱菊さんと七緒さんと桃さんを思い出す。
「あ、さんにHUーRAI堂のオムライス持ってきたんですよー!」
「すっごく美味しいですから食べてみてください!」
「・・・・・・美味しい・・・」
本当に美味しい。なんだか元気の出る味で。
だけど。
だけど普段ならもっと喜べるのに今は心のどこかが痛い
痛いのは暁のみなさんと離れ離れになったからか尸魂界の皆さんを思い出したからか・・・。
私には分からなかった
「美味しいでしょー!これねー!バターとたっぷりのニンニクと玉葱を使ってるのー!」
「玉葱とニンニク以外、具がないってのも特徴のひとつよね!」
「お、おこげになったところが美味しいです・・・」
・
・
・
・
「えーさんは好きな人とかぁいないのー?」
「好きな方・・・ですか?いない・・・ですね。憧れてる方はいらしましたけど」
「憧れー?どんな人?」
「お体は多少弱いのですが誰よりも優しくて強い人です」
「それ恋ですよ!」
「違いますよ。お付き合いさせていtだきたいとか言葉を交わしたいとかそんなこと思いませんから」
本当に。本当に浮竹さんは憧れていただけだった。
お傍にいたいと思うのは・・・・・
むしろ・・・
「さんー?また明日来るねー!」
「はい。お待ちしてますよ!」
「兄様・・・どうしてるかな・・・」
答えが返ってこないことをしりながらもひとりごちてみる
兄様・・・ルキアは・・・
「ルキア・・・!」
何故忘れていたのだろう。ルキアの処刑を。
ルキアを思い出した刹那急に目の前が金色の光でいっぱいになり気づくと・・・
気づくと私は琉魂街にいた。
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