黄泉の国のアリス
「。食べるか?」
「なにをですか?」
「団子だ。」
「お団子ですか!?食べます!!」
「そうか・・・」
「・・・・イタチさん・・・どれだけ買ったんですか。」
「50ぐらいだ」
「50!?そんな食べるんですか!?」
「食べる」
「・・・そうですか・・・」
イタチさんのくれたお団子は本当においしい。
でもイタチさんは食べすぎだ
一人ですごいスピードで食べている
「イタチさんは団子好きなんですか?」
「大好きだ。」
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「この量2人で食べたんですか・・・」
「すごい量だな・・・うん」
「馬鹿か?」
「だって・・・本当においしかったんですよ!!」
「クク・・・らしいな・・・うん」
らしいって・・・
ダイエットしようかな・・・
「うん?落ち込んでんのか?」
「別に・・・そんなことないです・・・」
「安心しろ。鬼鮫なんか人間食べてるぞ・・・うん」
「・・・・えっぇぇぇぇぇl!?ひ・・・人を食べてるんですか!?えぇぇ・・・これからは鬼鮫さんには何をお作りしたらいいんでしょう・・・」
「さん。本気にしないでください」
「嘘なんですか?」
「当たり前です」
「ゼツは食べてるんじゃないか?」
「ふえ?サソリさん。ゼツさんって・・・?」
「あぁ・・・お前は会ったことねぇな。組織のメンバーだ」
「そうなんですか・・・」
「今度会ってみるといい。」
「イタチさん!本気ですか?に会わせるなんて・・・」
「大丈夫だろう。適当に話を合わせておけ。私生活までどうこう言われる筋合いはない」
すっごい不安なんですが・・・
人間食べる人と仲良く友好関係を築ける自信がない・・・
うっかりお気に触ること言って食べられちゃそうだ・・・
「うん?なに落ち込んでるんだ?・・・うん?」
「なんでもないです・・・」
「さん!大丈夫ですよ。いきなり食べたりしませんから」
「おい。それより会合がもうすぐあったろ。その間はどうすんだ?」
「そうだな・・・どうするんだ?うん?」
「此処に残していくしかないだろう。」
「大丈夫なんでしょうかねぇ・・・」
「むー!皆さんなに言ってるんですか!私はこう見えても皆さんより年上なんですよ!お留守番ぐらいできます!!」
「「「「・・・・」」」」
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「本当に大丈夫ですか?」
「心配だな・・うん」
「外に出るんじゃねぇぞ」
「・・・・・・・」
それはみなさんが会合に出かけたあとのことだった
「ふえ・・・頭が・・・」
消え行く意識。狭まる視界
これがイタチさんたちの仰っていた幻術か・・・・とふと思った。
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